


最近、地肌が透けて見える気がしませんか?
その変化、もしかするとAGA(男性型脱毛症)の初期症状かもしれません。
AGAは、放っておくと少しずつ進行していく「進行性の脱毛症」です。しかし、早い段階で気づいて適切に治療を始めれば、改善することも十分に可能です。この記事では、自宅でできるAGAセルフチェックと、進行の目安・受診のタイミングをわかりやすく解説します。
AGA(エージーエー:Androgenetic Alopecia)とは、男性ホルモンの一種「テストステロン」が体内で変化し、DHT(ジヒドロテストステロン)という物質に変わることで起こる脱毛症です。
DHTは毛根の働きを弱め、髪の成長期を短くしてしまうため、徐々に髪が細く、柔らかく、短くなっていきます。この状態が続くと、毛根が休止状態に入り、発毛が減少。やがて薄毛が目立つようになります。
AGAの最大の特徴は「進行性」。自然に止まることはなく、放置すると確実に範囲が広がっていくため、早期発見と早期対策が鍵です。
次の質問にいくつ当てはまりますか?
3つ以上該当する場合は、早めの診断をおすすめします。
・枕やお風呂の排水口に抜け毛が増えた。
・髪全体のボリュームが落ちてきた。
・前髪が立ちにくくなった。
・地肌が透けて見えるようになった。
・家族に薄毛の人がいる(父親・祖父など)。
・おでこの生え際が少し後退した。
・髪の毛が細く、柔らかくなった。
これらはAGAの初期に見られる典型的なサインです。特に家族に薄毛の人がいる場合は、遺伝的リスクも高いため注意が必要です。早い人では、20代前半から進行が始まることもあります。
通常の抜け毛とAGAによる脱毛は、見た目や毛の質に違いがあります。
| 比較項目 | 一般的な抜け毛 | 細く短い毛が多い |
| 抜け毛の太さ | 太くしっかりしている | 細く短い毛が多い |
| 抜け毛の時期 | 一時的(季節・ストレスなど) | 長期的に続く |
| 生え変わり | すぐに新しい毛が生える | 発毛が遅れる・減少する |
| 部位 | 全体的に抜ける | 前頭部・頭頂部中心 |
「最近、抜け毛が細くなった」「ボリュームが戻らない」と感じたら、AGAの可能性を考えましょう。
AGAは時間の経過とともに、次のような順で進行していきます。
この進行パターンは、医学的には「ハミルトン・ノーウッド分類(Hamilton-Norwood分類)」と呼ばれ、
世界的にAGAの進行度を示す基準として使われています。
・生え際が少し後退(M字型の形に)
・頭頂部の地肌が透け始める
・M字と頭頂部の薄毛がつながる
・頭全体の毛量が減り、全体的にボリュームが低下
ハミルトン・ノーウッド分類では、これらの進行度を「T型〜Z型」に分けて評価します。T型はごく軽度の後退、Z型は頭頂部から側頭部まで広範囲に薄毛が進行した状態です。
関連記事:ハミルトン・ノーウッド分類とは?
このように、少しずつ広がっていくのがAGAの特徴です。早い段階なら、治療薬によって進行を止め、発毛を促すことが可能です。
市販の育毛剤やシャンプーでは、AGAの原因であるDHTを抑えることは難しく、表面的なケアだけでは改善が見られない場合があります。
一方で、AGA専門クリニックでは、医師が頭皮の状態やホルモンバランスを検査し、あなたに合った治療プランを提案してくれます。「まだ大丈夫」と思っているうちが、一番始めやすいタイミングです。
AGAは進行を止めることができる脱毛症です。しかし、時間が経つほど毛根の回復は難しくなります。
セルフチェックで気になる項目があった人は、早めに専門の医師へ相談しましょう。事前のチェックが、あなたの髪を守る最善の方法です。
